【多嚢胞性卵巣症候群】ホルモン療法必須と言われた私が3回自然妊娠したお話。妊活中に実践した事

妊娠・出産

こんにちは。パネくんとスイカちゃんの2歳差兄妹の母エイミーです。今回は多嚢胞性卵巣症候群歴15年の私が3回自然妊娠できた話を皆さんにシェアしたいと思います。「ホルモン治療しないと妊娠できないよ」と言われ続けた私が妊活中に実践した事を紹介します。医療の力を借りないと治らないと言われている多嚢胞性卵巣症候群という病気、この記事を読んでくださった方に私の経験が少しでもお役に立てれば幸いです。

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痩せ型なのに多嚢胞性卵巣症候群

多嚢胞性卵巣症候群(以下PCOSと呼ぶ)の自覚症状は(1)月経周期が35日以上(2)月経が以前は順調だったのに現在は不規則(3)にきびが多い(4)やや毛深い(5)肥満などです。

私が該当するのは「月経周期が35日以上」という項目だけ。月経は初経からずっと不規則で、体型は痩せ型です。月経不順のため18歳の頃に初めて内診をした時にPCOSと診断され、それ以降PCOSは治っていません。

以前通院していた広尾の婦人科では「妊娠をしたい場合はホルモン療法が必須なくらい重度のPCOS」と言われました。人間ドックでは「子供が欲しいなら早く妊活を開始しないと、どんどん妊娠しにくい体になっていきます」などとても心が痛むことをたくさん言われてきました。

結婚式が終わったら妊活を開始しようと主人と話し合っていて、妊活前にPCOSのことも主人に告白しました。「もしかしたら自然妊娠は厳しいかもしれない」と勇気を持って伝えると、「大丈夫」と一言返事でしたが、ドンと構えて受け入れてくれたことがとても嬉しかったです。

目黒東口レディースクリニックに転院

内服やホルモン治療を始める前にセカンドオピニオンを聞きにいった「目黒東口レディースクリニック」。スパルタ不妊治療で有名なクリニックなのでドキドキしました。院長先生の診断は「PCOSだけど、まずは葉酸摂取、基礎体温を測る、タイミング法」と言われました。内服とホルモン治療はまだ始めなくていいとのことで、私の卵巣のポテンシャルを信じてくれる先生に出会えて、私はこちらのクリニックに転院しました。

1回目の自然妊娠は流産に…

カウンセリングから2ヶ月後、タイミング法で妊娠しました。この時私は27歳でした。葉酸を毎日飲んで、基礎体温を測り、粛々と地味な妊活をしました。しかし妊娠8週の時に繋留流産という結果になりました。流産してしまったことはとても悲しくて辛い思いをしましたが、あれだけ『自然妊娠は不可能』と言われ続けた私が自然妊娠できたという事実は「また次にチャレンジしよう!」と前向きな気持ちにさせてくれました。

半年後に再度自然妊娠!

ちょうど流産した時に、周りがベビーラッシュでとっても辛かったのですが流産してから半年後にまた自然妊娠しました。流産の経験から妊娠しても喜びよりも不安の方が大きく、検診に行く度に緊張して疲れた記憶があります。毎回異常を指摘されないか恐怖で手が震えていました。流産って本当にトラウマになります。

27歳で妊娠して、28歳の時に我が家に待望の第一子(パネくん)がやってきてくれました!!

実はパネくんはお腹の中で先天性疾患が見つかり、またそれは大変な辛い思いをしました。詳しくは別記事に書いてるので、よかったら読んでください。

30歳で3回目の自然妊娠!

上の子が1歳半の時に下の子(スイカちゃん)を自然妊娠しました。妊娠する前に受けた人間ドックでは「PCOSが前回よりも酷くなってるので、第二子も欲しい場合は早めに妊活を始めることをお勧めします。次回は自然妊娠は難しいと思います」なんてことを言われました。ショックな診断でしたが、真に受けると本当にそうなってしまう気がするので、「私はまた自分の力で妊娠できる!」と根拠はありませんが思い込むようにしていました。

30歳の時に生まれてきた第二子のスイカちゃん。この子は兄と違い体が強く、妊婦検診や乳児検診で異常を言われたことがありません。神様に感謝です。

PCOSの私が実践した妊娠しやすい身体作り!

という訳でサクッと私の妊娠・出産歴についてお話しました。医療の力を借りずに妊娠できたのは、日々の小さな努力があったからだと思います。私が妊娠するまでに行ったことを紹介していきたいと思います!

①ネイチャーメイドの葉酸

目黒東口クリニックの院長先生が口酸っぱく「葉酸は妊娠する前に飲むのが大事」と言うんです。葉酸=妊娠したら飲むサプリというイメージがありますが、実は妊娠する前から飲まないと全く効果がないんです。これを知らない方は結構いるそうで、私もそのうちの一人でした。

また先生がネイチャーメイドの葉酸を飲んでねとメーカーをご指定。巷では色々な葉酸サプリが売られていますが、危ないものが入っていたりするものもあるそうです。先生はネイチャーメイドの葉酸は安全と言い切っておられました。

②オーガニックナプキンで子宮を冷やさない

某大手メーカーのナプキンの営業をしている友人から、「普通のナプキンは子宮を冷やすよ」と言われてからオーガニックコットンのナプキンを使い始めました。通常のナプキンに使用される高分子吸収剤は経血を吸収すると凝固して冷たくなります。

オーガニックコットンのナプキンは化学的な高分子吸収剤は使用していないので、パルプなどの植物由来の成分で水分を吸収させます。これにより冷えを予防することもできると言われています。

オーガニック布ナプキンが一番子宮を冷やさないと言われていますが、めんどくさがりな私はオーガニックコットンのナプキンを選びました。

確かに経血を吸収しても、冷やっとする感覚がなくなりオーガニックコットンのナプキンの凄さを実感しました!とても快適なので産後もオーガニックのものを使うようになりました。

様々なメーカーものを試しましたが、『ナチュラムーン』のものがお気に入りです。高分子吸収剤フリーで塩素漂白をしていないのがポイント。オーガニックナプキンは使い心地がイマイチなものがありますが、こちらは普通のナプキンと同レベルの使い心地なので、愛用しています!!とてもおすすめです。置いてあるお店が少ないので、いつもAmazonでまとめ買いしています。

③身体を温める

子宮を冷やさないことはもちろん身体も温めるのが重要と先生からアドバイスをいただきました。基本的に飲み物は常温orホット。家にいる時はシルクの腹巻をしていました。座ってPC作業するときは腰に湯たんぽを当てたり、とにかく身体を温める努力をしました。また運動して筋肉をつけ、冷えない身体作りもしました。

④基礎体温

基礎体温を測るのは基本中の基本。やはりアプリと連動して基礎体温を記録してくれる温度計がおすすめです。安定のオムロンがおすすめ。寝起きが悪いので、とりあえず口に入れて、データの管理はアプリにお任せ。この機能がなければ続いてなかったことでしょう。

【不治の病】3人目も欲しいなら早く妊活を開始しなさい

2人目を産んだ後の婦人科検診でまた「三人目を考えているのなら早く妊活しなさい」と言われました。2人産んでもPCOSは治っていませんでした。卵巣にガッツリ卵のネックレスが飾られていましたよ。

PCOS自体を治す薬というのは存在しないので、妊活の時に辛い思いをする方もいると思いますが、私のように薬を頼らずに3回も自然妊娠できるケースもあります。私のこの経験が少しでもPCOSに悩む方に勇気を与えられれば幸いです。

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