母乳で育てたいなら山王バースセンターはやめた方がいい理由

山王バースセンター

2020年6月に山王バースセンターで第二子を出産したエイミーです。今回は山王バースセンターでの母乳指導についてお話ししたいと思います。結論から言うと、初産の方が山王で産む場合、退院後に母乳相談室などに通う必要があるのではないかと思います。ミルクと母乳で育てる混合育児でokな方は山王に向いていると今回の出産を経て感じました。

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母乳指導が唯一のネガティブポイント

山王バースセンターはママに優しい産院です。

分娩当日はママの回復を優先して、赤ちゃんは新生児室で過ごし、母子同室は産後1日目から開始されます。また来客がいない時はいつでも赤ちゃんを新生児室に預けて、ママがお部屋でゆっくり休むこともできます。ご主人が宿泊していない夜間も新生児室を利用でき、夜通し寝ることも可能。預けている間は基本的に看護師さんたちがミルクをあげてくれます。

例えば、母乳推奨のスパルタ産院で有名な広尾の日赤医療センターは産んだ直後から母子同室開始、2時間おきの強制授乳という感じで入院中にママの体の回復がなかなかできないと聞きます。

ここまでお話ししていると、「山王って最高!」と思う方が多いと思いますが、“母乳”という観点で見ると山王は母乳で育てたいママには不向きの病院と言えます。母乳を軌道に乗せたい!というかなり強い意思表示をしないといけない産院です。

ママは大変ですが、授乳でも搾乳機でもいいのでとにかく吸ってもらうことが母乳の出を良くするコツ。入院中に頻回授乳で辛くても、退院後に母乳不足じゃないかと悩む必要がなくなるなら赤ちゃんと100%向き合える入院中に頑張る方がいいと私は思っていました。山王は完全母乳を目指しているママに優しくない産院だと思いました。

できるなら二人目も完全母乳で育てたいと思っていた私にとって、母乳のケアが不十分だったことが山王バースセンターの唯一の欠点だと思っています。

エイミー<br>
エイミー

私は母乳信者のようになっていますが、そうではありません。第一子の時は生まれる前に哺乳瓶、粉ミルクもばっちり揃え、母乳が出なかったらミルクをあげようと思っていました。赤ちゃんが元気でいればミルク育ちでも全く問題ないと思っています。

山王バースセンター(以下山王BC)の母乳指導があまりにも適当だったため、これからご出産される方で母乳を頑張りたいと思っている方に参考になればと思い、このブログを書くことにしました。

混合前提でお世話をする山王BC

山王BCでは出産した翌日に母乳指導があります。

助産師さんがお部屋に来てくれて、授乳の仕方をレクチャーしてくれます。この母乳指導についてはわかりやすく、時間をかけて丁寧にやってくれました。

でも母乳指導の終わりにはミルクの足し方の説明があり、話を聞いていると「基本的に混合でいきましょう」という感じ。私にとっても違和感を感じました。「なるべく母乳で育てたいですか?」とは聞かれなかったです。産後に母乳、母乳!と言われてもプレッシャーになりストレスですが、どうやって育てて行きたいかくらいは聞いてくれてもいいかな〜と思いました。

生後1日目に新生児室に預けた時。必ずミルクを飲んで帰ってくる娘。「おっぱいあげたかったな〜」と思ってても時すでに遅し。ミルクをがっつり飲んで爆睡状態なので何をしても起きません。

生後2日目になってもそんな状態が続き、おっぱいを吸わせる機会が全然なかったので、看護師さんに「私母乳で育てたいので、たくさん吸わせたいんです!」と告白。それでも仮眠を取るために新生児室に預けると必ずミルクを飲んで帰ってきました。

生後3日目。もうこれはダメだと思い、「ミルクをあげないでください、昼夜問わずお腹が空いたら授乳をするのでお部屋まで連れてきてください」と看護師さんに言いました。2時間おきにおっぱいを吸わせ、泣き止まなかったらミルクを自分で追加という方法に変えました。夜間に新生児室に預ける時は、夜中にギャン泣きの娘が突然運ばれてきて、授乳して落ち着いたらナースコールをして娘を迎えにきてもらうという感じにしていました。

上の子は完全母乳で育ち、母乳が出過ぎで「母乳を寄付しませんか?」とお誘いを受けた程。せっかく母乳が出る体質なのでミルクをあげるなんてもったいない!と思い、頻回授乳を頑張りました。退院までに何としてでも母乳を軌道に乗らせたかったのです。

カチカチのおっぱいも放置

山王BCではおっぱいマッサージはしてくれません!

いくらおっぱいが岩のように硬くなって痛いと訴えても、「冷やしますか?」としか言われません。パンパンに張っていても絞ったりもしてくれませんでした。

私は持参した電動搾乳機とセルフマッサージでおっぱいをほぐしました!!一人目の経験があったので自分で解決できましたが、初産の方はかなり厳しい戦いになると思います。

誰もしていない母乳測定

看護師さんから提案を受け、母乳がどのくらい出てるか計測する「母乳測定」というものを生後3日目からやり始めました。ナースステーション付近にあるスケールで測定します。スケールの横に記録用紙が置いてあり、「○号室 ○g増」といった感じで記入します。

私は授乳の度に測定しにいき、生後4日目にはミルクを足さなくても良いくらい母乳が出るようになりました。

母乳測定に通って気付いたことは、母乳測定しているママが私くらいしかいなかったこと。記録用紙が共有なので、他のママの様子も見ることができたのですが、測定してるママがとても少なく、測定したとしても1回きりみたいな感じの人が多かったことに驚きました。混合で育てていく人が多いのかなと感じました。

スパルタ日赤の話に戻ると、日赤は産後ママが休める暇もなく、頻回授乳を強制。母乳が出やすいようにするために助産師による激痛おっぱいマッサージもやってもらえるそうです。日赤で産んだママたちはみんな口を揃えて「本当に辛かった」と入院中を振り返ります。でもみんな「退院するまでに母乳が軌道に乗ったから頑張って良かった」と最終的に日赤を褒めるのです。助産師さんたちは退院してママが母乳が出なくて悩まないように一緒に頑張ってくれるそうです。

母乳を頑張りたい人は強い意志を持って!

山王BCで出産予定で、母乳を頑張りたいと思っている方!看護師や助産師さんにあらかじめ母乳を頑張りたい!という旨を伝えてください。山王は混合推奨です。山王BCで出産した私の友人はみんな「山王で産むと混合になるよね」と言います。母乳に関しては放置気味なので、山王で産みたい母乳頑張りたい人は強い意思表示と努力が必要かもしれません。それか退院後に「桶谷式母乳相談室」のようなところに通うと言う手もアリだと思います!

退院時母子手帳に“混合”に大きく丸がつけられているのを見てがっかりしたエイミーでした(笑)これからお産される方の参考になれば嬉しいです!

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