山王バースセンターでは出産した当日は母子分離が基本、赤ちゃんは新生児室で過ごします。母子同室は2日目から開始されます。「ママ、ゆっくり休んでね」という病院の方針です。今回は産後の入院中のスケージュールと入院2日目の様子をお伝えしていきたいと思います。
お産後の予定
山王バースセンター(以下山王BC) では入院時に「お産後の予定」というスケジュールが書かれてい紙が配られます。
こちらが実際のもの。私は経膣分娩で経産婦だったので6日間の入院生活でした。経膣分娩の初産の方は7日の入院が基本です。帝王切開の方はさらに1、2日入院期間が長くなります。
山王BCはママに優しい産院で有名です。「不安を抱えたまま退院するより、もう延泊して体調を整えたらいかがですか?」なんて提案を初産の方には良くすると助産師さんが言っていました。そして多くの方が延泊して行くそうです。
私はコロナ禍で出産したため、赤ちゃんが生まれた直後に1時間だけ面会(主人のみ可)が許されました。あとは退院まで誰にも会うことができず、精神的に参ったので一刻も早く退院したかったです。6日間息子と離れ離れになり、本当に辛かったです。突然約1週間消えた私に息子は1ヶ月くらい怒っていました。。
母子同室について
2日目からいよいよ母子同室が始まります。また24時間営業のドリンクバー生活(母乳育児のことです笑)が始まると思うと、一人目の大変だった事を思い出してしまって気分がどよんとなりましたが、半日ぶりにみる我が子の顔を見たらそんな気持ちは吹っ飛んでいきました!!
山王病院と山王BCでは基本的に全員母子同室になりますが、ママが休みたい時は赤ちゃんを新生児室で預かってくれます。ただご主人が病室にいる時は赤ちゃんも病室にいなければいけません。ママが1人の時に新生児室を利用することができます。
もちろん夜間も赤ちゃんを預けてぐっすり夜通し寝ることも可能です。ただし入院期間中1日は夜間に赤ちゃんと一緒に過ごすことがお約束されています。ちなみに私は2日目の夜だけ夜間の母子同室をしました。退院前日は次の日からの2人育児に備えて夜通し寝たかったので、2日目を選びました。
私は入院中に母乳を軌道に乗せたかったため、頻回授乳をしていました。助産師さんに「夜中に母乳をあげたいので、○時ごろに赤ちゃんを病室に連れてきてください」や「お腹が空いて泣き出したら病室に連れてきてください」などというリクエストをしましたが、とても柔軟に対応してくださいました。
赤ちゃんが泣きながら病室に入ってきて、眠い目を擦りながら授乳。終わると電話一本で看護師さんが赤ちゃんを迎えに来てくれて再度就寝という感じで過ごしました。起きるのは大変でしたが、産後直後の栄養たっぷりの母乳をたくさんあげたかったのでこの柔軟な対応には感謝しています。改めて山王はママに優しい産院だなと感じました。入院中はとにかく体を休めて退院後の不眠不休の生活に備えることをお勧めします!!
余談ですが山王病院の近くにある日赤は、分娩直後から母子同室開始で預かることもあまりしてくれないそう。しかも強制的な2時間間隔の頻回授乳で、ミルクもあまり与えない方針だそうで、おっぱいが上手に飲めなくてお腹が空いているギャン泣きの赤ちゃんと戦ったと日赤で出産した複数の友人から話を聞きます。そういう話を聞いてると本当に山王にしてよかったなと思います。
2日目の流れ
慣れない入院生活で母子同室が始まり、授乳指導やミルクの作り方の指導など予定がいっぱいの2日目でした。後陣痛でぐっすり眠れなかったので、元気いっぱいではなかったので少し疲れました。これから大まかな2日目の流れをお伝えしていきます。
4:00 後陣痛の痛みで起きる
前日の夜は産後の疲れを取るために22時台に就寝しましたが、後陣痛の痛みで寝られなくなったためナースコール。後陣痛にはロキソニンが効かないらしく、湯たんぽで温めてみる事に。経産婦は後陣痛が強いという噂は本当でした。
7:30 起床
念願の産後初シャワー!立ってるのは少ししんどかったのでささっと浴びました。会陰切開のところが腫れてなくて感動しました。滲みない痛くない、上手に施術してくださった北川先生に感謝です。
8:00 朝食
今日は洋食をチョイス。ティーカップはナルミでした。文句なしに美味しい!!食器までこだわりがあってさすがでした。パンはメゾンカイザーらしいです。
9:30 お部屋の清掃
毎日ホテルのようにスタッフの方が綺麗にお部屋を整えてくれます。タオルは毎日、シーツは2日に1回交換してくれます。湯沸かしポットと哺乳類もお部屋にセットしてくれくれます。本当にホテルのようなサービスにびっくり。初日から何度も思うけど、病院にいる感覚が全くありません。
10:00 母子同室開始
- ベビーコットの使い方
- おむつ交換の指導
- おっぱいマッサージの指導
- 授乳の指導
- ミルクの作り方
- ミルクのあげ方
を看護師さんが丁寧に教えてくれます。
普段は調乳指導をグリコの方がしてくれるそうですが、今回はコロナの影響で病室での助産師さんに指導してもらいました。経産婦なので指導はさらっと終わりました。
パネくん(上の子)は産前から十二指腸狭窄という病気がわかっていた為すぐにNICUに入りました。授乳できたのは生後5日目でした。なので生まれたての赤ちゃんのお世話をほとんど知らない私にとっては助産師さんの指導は全て新鮮で、生後すぐに赤ちゃんのお世話をできる喜びを噛み締めながら過ごしました。
11:00 ミルク飲ませる
まだまだ上手におっぱいを吸えない赤ちゃんが可愛すぎる!!今日はミルクを1回10ミリ足して終了。即寝。
哺乳瓶は使ったらそのまま放置でOK。清掃の方が新しい哺乳瓶とお湯のポットを用意してくれて、使用済みのものは清掃の時に下げてくれます。とても楽ちんなシステムでした。
12:00 ランチ
鶏南蛮が絶品でした!!
14:00 ミルク&初めての添い寝
授乳、ミルク、おむつ替え。この時期の赤ちゃんは40分も起きていられないそうで、一連のお世話が終わったらまた寝てしまいました。初めての添い寝して一緒に2時間昼寝しました。幸せタイム!
16:00 3時のおやつ
本来なら15時にいただくおやつがお昼寝をしていたため16時にいただきました。
この後2時間泣き止まない!という新生児の洗礼を浴びましたが、持参したおくるみに包んだらいきなり寝ました。
17:00 授乳&ミルク
完全母乳が希望ですが、やはり2日目でまだまだ母乳が出ないのでミルクを足します。ミルクを飲むと本当にすぐ寝ます。
18:00 ディナー
ディナーは高野豆腐の肉詰め煮でした。ご飯は本当にハズレなしです!
赤ちゃんも寝ていたのでゆっくりいただけました。
20:00 授乳&ミルク
4時間程寝続けている我が子を起こして授乳、そしてミルクを10ml足しました。これにて赤ちゃんは新生児室へ。今日は授乳の時だけ病室に連れてきてもらうようにお願いして預けました。この間にお風呂に入りました。
23:00 ギャン泣きで戻ってくる我が子
予想通り3時間後にお腹を空かせて戻ってきた赤ちゃん。授乳して看護婦さんにパス!
後陣痛は昨日よりましになり、比較的によく寝ることができました。
コメント