【産院御三家】分娩予約の争奪戦!山王病院の人気の理由

妊娠・出産

セレブや芸能人が出産することで有名な東京赤坂にある「山王病院」。産院御三家のうちの1つで、昔から“お産の山王”と呼ばれており、出産に定評がある妊婦に大人気の病院。100万以上かかると言われる高額な分娩費用にも関わらず、分娩予約がなかなか取れないことでも有名です。2020年6月に山王病院の出産専門施設である「山王バースセンター」で長女を出産し、山王の魅力を実体験しました。今回はこれから出産を控える方の参考になればと思い、山王病院、バースセンターでの出産の良さをお伝えしたいと思います。

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私が山王バースセンターを選んだ理由

今回の出産で私が重要視したポイントは以下の3点。

  1. 無痛分娩
  2. 計画分娩ができる
  3. 個室で過ごせる事

まず一番重要視したのが、「無痛分娩」ができる事。今回は1人目は和通分娩で子宮口全開からガッツリ痛みを味わったので、今回は体のダメージがより少ない産み方を希望していました。2人目出産となると退院後は上の子のお世話も待っているのでなるべく元気な状態で退院したいと思っていました。

 

都内だと無痛分娩ができる産院がたくさんありますが、私はその中でも“24時間麻酔科医がいる”と言う条件を重視しました。無痛で産むはずが夜中に陣痛が来て、麻酔科医が不在のため自然分娩になったと言う話は結構聞きます。山王は24時間麻酔科医が在中しているので、無痛分娩が必ずできます

 

次に分娩日を決めて出産に臨める “計画分娩” ができるというのも重要なポイントでした。上の子を主人の実家に預けるため、分娩日が決まっている方が私も家族も予定を立てやすいので、計画分娩も重要視する条件でした。山王では36週の診察で主治医と胎児の状態を見て分娩日を決めます。多くの妊婦さんが予定日の1週間前(38週)に分娩日を設定します。私は先生には38週に分娩日を設定するように勧められましたが、都合により予定日ギリギリのの日に設定していただきました。「経産婦さんだからその日までに生まれちゃうんじゃない〜大丈夫?」なんて先生に言われましたが、なんとか予定通り計画無痛分娩ができました。

 

そして最後の条件である“個室”。都内で個室が確約できる産院はとても少ないです。山王は全室個室で、大部屋になることはありません。私は周りに気を使い過ぎてしまう性格な上、暗くて静かじゃないと寝れないので個室はマスト条件でした。山王の個室は近隣の部屋の生活音や赤ちゃんの泣き声も全く気にならず、とても快適に過ごせました。

 

私が考える山王が人気の理由

今回私が山王で出産し、山王の魅力を実体験しました。これから私が感じた山王の魅力についてお伝えしたいと思います。

①圧倒的な安心感

“お産の山王”と言われ、伝統と実績があり、経験豊富なプロフェッショナルが集まる山王の産婦人科。お産は妊婦さんにとって命懸け、安心してお産に望める環境が山王には整っています。

 

私は1人目の出産で弛緩出血(産後に子宮が収縮せず大量出血すること)を起こし、命の危機を体験しました。そのこともあり、万が一の際に総合病院と連携できる山王バースセンターを選びました

 

また無痛分娩を希望するにあたり、安全性の高い病院と言うことで山王を選びました。母に無痛分娩で産みたいと伝えると「死亡事故があったでしょ」と大反対されました。そこで私はJALA(無痛分娩関係学会・団体連絡協議会)のHPに載っている病院リストの中からいくつか産院の候補を選び、最終的に山王に決めました。

JALAのHP 無痛分娩を行っている安全性の高い産院を検索できます。

 

②様々な分娩方法に対応

山王病院では自然分娩、和痛分娩、計画分娩を選択する事ができ、山王バースセンターでは計画無痛分娩をする事ができます。幅広い選択肢があるので、自分の理想の出産を実現する事ができるのが山王の魅力だと思います。

③総合病院という心強い存在

妊娠・出産でお世話になるのは産婦人科だけではありません。妊娠中のトラブルなどで産婦人科以外にも通院しなければいけない事があります。

 

私の場合、前回と今回の妊娠中に妊娠糖尿病になり、山王病院の糖尿内科に定期的に通院していました。糖尿病のスペシャリストに診ていただいたおかげで、無事に元気な女の子を出産する事ができました。妊娠中も産後もバースセンターの先生と糖尿内科の先生が連携を取ってくださり、とても助かりました。産後に病室まで糖尿内科の先生が往診に来てくださったり、1ヶ月健診に合わせて私の糖尿病の診察を設定してくれたりしてくれました。電子カルテが共通なので、糖尿内科の先生も胎児の状態を把握できたりするなど総合病院の産院ならではの診察を受け、山王を選んで良かったと感じました。

 

④NICU完備

一人目の長男を出産した際、長男は生まれてすぐにNICU(集中治療室に入りました。私の場合はお腹の中で先天性疾患がわかっていたので、あらかじめ評判の高いNICUがある病院を選びました。しかしNICUに入っている赤ちゃんの中には生まれてから病気が見つかった、早産になってしまったなど予期せずNICUに入っている子もいました。今回の妊婦健診では幸い胎児の異常を指摘されることはありませんでしたが、前回の経験から万が一に備えNICUがある病院で産みたいと考えていました。

山王バースセンターのNICUは2015年にできた新しい施設です。山王は周産期母子医療センター(母体・胎児集中治療管理室(M-FICU)を含む産科病棟及び新生児集中治療管理室(NICU)を備えた医療機関)ではないので、よりハイレベルな医療を求める方はこちらの都内の周産期母子医療センターリストの中から産院を選んだ方が良いと思います。

⑤病院にいると言うことを忘れる空間

今回の出産で感じた山王の最大の魅力は “全く入院してる気がしない” という事。どこか小旅行にも来た気分でした。

お部屋は近所にあるリッツ ・カールトンやグランド・ハイアットなど都内の5ツ星ホテルとまでは行きませんが(笑)、4ツ星ホテル並のクオリティ。院内も重厚感があり、無機質な病院とは全く違う雰囲気です。

評判の良いお食事は噂通り本当に美味しくて毎回完食しました。病院食なのに器は陶器で、3時のおやつは毎回名店の銘菓がでてきました。

また先生や助産師さんはもちろん、お掃除をしてくれる方やお食事を持ってきてくれる方、受付の方などみなさん言葉遣いがとても丁寧でおもてなし精神溢れる対応は素晴らしいと感じました。ストレスフリーなとても快適な入院生活でした。むしろ産後のご褒美おこもりホテルステイと言っても過言ではない入院生活でした。

 

⑥バースプランに沿ったお産ができる

最近多くの病院が取り入れているバースプランも、もちろん山王でできます。山王バースセンターでは基本的にLDR室(陣痛・分娩・回復までを行える個室のこと)での分娩になるので、希望をたくさん聞いてもらう事ができると思います。ただしLDR室で立ち会えるのはご主人のみ、上の子の立ち合いはできません。

 

次も山王で産みたい!

妊娠5.6週に初診を受けないと分娩予約が取れないと言われている山王病院。健診を受けている間は山王の魅力をあまり感じませんでしたが、実際に出産と入院生活を体験して「この病院を選んで大正解だった!」と感じました。女性にとっての一大イベントである出産。山王での出産は全てが快適でした。お祝い膳を出してくれたりやニューボーンフォトを撮ってくれるなどの特別なサービスが産院も増えてきていますが、山王にはそのような特別なお祝いはありません。しかしとにかく体に負担がかからない分娩ができた事、入院中に快適な空間で体を回復させられた事は100万以上する分娩費用の価値があると思いました。次の子の予定は未定ですが、また日本で出産するなら絶対に山王で産みたいと思います。私の周りで山王で出産した人もみんな口を揃えて「次も絶対に山王」と言います。リピーターの多さも人気の証ですね。

山王で出産したいと考えてる人は妊娠に気付いた時点ですぐに初診の予約を取ることをお勧めします!

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