【ダウン症の疑い】妊娠7ヶ月で羊水検査をして陰性だった話

妊娠・出産

パネくんとスイカちゃんの2歳差兄妹の母エイミーです。第一子パネくんの妊娠中にダウン症の疑いがあり、妊娠7ヶ月で羊水検査をしました。検査をするか悩んでいる時にネットで妊娠中期・後期の羊水検査についてたくさん調べましたが、なかなか情報が出てきませんでした。なので今回同じ様に悩まれている方の参考になればと思い、妊娠7ヶ月での羊水検査についてお話しして行きたいと思います。

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ダウン症の疑いから始まった地獄の妊婦生活

パネくんは妊娠24週の時にエコーにて“ダブルバブルサイン”が発覚しました。これは十二指腸閉塞の胎児に見られる症状で、このほかにも羊水過多、水腎症の疑い、大脳の萎縮を指摘されました。

十二指腸閉塞については前回の記事に詳しく書いているのでよかったら読んでください。

この十二指腸閉塞の奇形を持って生まれてくる子は5,000人から1万人に1人で、そのうちの50%から70%の赤ちゃんが染色体異常を持って生まれてくると医師から告げられました。染色体異常の中でもダウン症の割合が圧倒的に高く、ダブルバブルサイン=ダウン症である可能性が高いと言われています。

初期と中期の胎児ドックを受け異常なしと言われていたので、ダウン症の疑いを指摘された時はパニックになり、健康に産んであげられなかった申し訳なさで赤ちゃんと一緒に死にたいと思ったほど。精神的にとてもキツかったです。

ダウン症の赤ちゃんは心疾患を持って生まれてくる可能性が高いと言われ、精密検査で心臓をじっくり見ましたが、異常はなし。

最終的にドクターに「染色体異常があるか、確実に調べる方法は羊水検査しかありません」と言われ、主人と羊水検査をするかどうかを真剣に話し合いました。

妊娠7ヶ月での羊水検査のメリットとリスク

ドクターから妊娠7ヶ月で行こなう羊水検査のリスクについての説明がありました。

リスクは羊水を抜く時にお腹に刺す針が胎児に刺さってしまう可能性がある事。でもエコーで胎児の位置を確認しながら行うため、このようなことが起こることは非常に稀といまれました。

妊娠7ヶ月では流産するという可能性も限りなく0に近いと言ってました。

ただ検査当日と翌日は基本的にトイレ・お風呂・食事以外は寝たきりでいてくださいと念押しされました。

この時期に羊水検査をするメリットは…

  • ・染色体異常があるかないかで、赤ちゃんの症状に合わせた病院を選ぶことができる
  • ・NICUの入院期間を想定することができ、産後の予定を立てやすい(誰に手伝いをしてもらうかなど)
  • ・出産までの間染色体異常についてじっくり勉強できる
  • ・出産準備品も赤ちゃんに合わせたものが準備できる
  • ・親の心の整理ができる

私たちはこれらのメリットがあると考えて羊水検査に踏み切りました。

激痛!?麻酔なしで針を刺す、原始的な検査

検査当日は特に注意事項はなく、いつものように朝ごはんを食べて病院に向かいました。主人との会話は少なめ、車内はなんとも言えない空気が漂っていました。

検査室でまずはエコーをし、赤ちゃんが元気か確認しました。

そして看護師さんが針を持って登場。

予想を越える針の太さに唖然。

「え、麻酔なしでこの針をお腹に刺すんですか?」

とドクターに聞いてしまいました。

そしていよいよその時がやってきました。

エコーを見ながら、胎児の位置を確認してブスーと針が刺さりました!!!

激痛でした。本当に痛かった。でも陣痛の方が数倍痛いです。痛いのは一瞬、これから出産を控えている人なら誰でも乗り越えられる痛みですのでご安心ください。

針を抜いたあとは痛みはゼロ。

採取した羊水は白く濁っていました。お腹の傷はすぐに止血しましたが、検査後1時間は回復室のベッドで寝ました。太い針を刺したので、お腹に大きな穴が開いて羊水が流れ出てこないか心配しましたが、そんなことはもちろんありませんでした。傷口は小さなカサブタになりました。

結果が出るまでの地獄の2週間

検査の結果は2週間後。激痛の検査よりも検査結果を待っている時間の方がキツかったです。

主人にネット見るのやめた方がいいと言われても、毎日毎日検索魔。少しでも安心できる情報が欲しくて検索しているのに、入ってくるのは悪い情報だけ。食欲はなく、誰にも会いたくもなく、妊婦なのに2週間で2キロ痩せました。

孫ハイになっている両親や義理の母と新生児グッズのお買い物にすでに行っていて、家にはたくさんの赤ちゃんのお洋服がありました。小さな肌着を見ると涙が溢れてきて、一人で泣いていました。「健康に産んであげられなくてごめん」とひたすらお腹の赤ちゃんに謝っている自分がいました。

結果は異常なし

2週間より早く結果が出ました。確か11日くらいでした。結果の紙を見るときは身体中震えていました。

結果は異常なし

心臓はバクバク、冷や汗ダクダク。

異常なしの結果を聞いて、喜ぶという感情が出てきませんでした。

やっと十二指腸閉塞という病気だけに向き合えるという感情の方が強かったです。

それからは手術に耐えられるようにとにかく大きく産む!に専念しました。

羊水検査を妊娠中期に受けてよかった

生んだら全てがわかるので、あえて妊娠中期に検査をやる必要はないという意見の方もいます。

でも私は白黒はっきりつけたい、用意周到タイプなので高額な検査代を払っても羊水検査をやってよかったと思っています。

検査自体の体への負担は思っていたよりも少なく、出産までの約3ヶ月をずっともやもやして過ごす方が心身へのダメージが大きかったなと今になって思うので、私の場合は検査してよかったと思います。

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